先日、3月2日(水)に日野自動車様の羽村工場にお招きいただき、安全講習を受講してきました。
普段の社内研修では学ぶことができない研修を実施していただき、日野自動車の皆様には厚く御礼申し上げます。
写真撮影をしたいと申し出たところ「写真なら大丈夫です!」とお答えいただいたので、1日の流れをご案内します!
まずは座学≪車両の特性≫
安全運転は姿勢から。
実際に講師の方がその姿勢を写真と共に説明してくれます。
最新装置についてもしっかり教えてもらいます。
ただ使うだけじゃなくて、どうやって動いているのか。その原理を知っているのもまたプロたる証し!
次は「ドライバー異常時対応システム(EDSS)」と「衝突被害軽減ブレーキ(PCS)」の体験です。
ドライバー異常対応システム(EDSS)とは、走行中に運転士の健康状態が急変したことにより、運転が困難になった際に乗客が緊急措置として非常ブレーキをかけられる装置のこと。
弊社の運転士が実際にボタンを押してそのブレーキを体験。
続いてはPCSの体験。
衝突被害軽減ブレーキ(PCS)とは自動車が障害物を感知して衝突に備える機能で、いわゆる自動ブレーキの事です。
(横から見守る運転士たち)
実際に乗車しての体験も行いました。
どんどん近づく障害物。
時速60kmだとぶつかることなく停止できるようです。
路面状況によって変わりますが、こういった装置があると万が一の時にも安心ですね。
続いては室内に戻って2度目の座学≪人間の特性≫
皆さんはこの写真が何に見えますか?
人によっては後ろ姿の少女や老婆の横顔に見えるらしいです。
(僕には後姿の少女にしか見えなかったです)
人間は一度思い込むとそうとしか見えなくなるらしく、これは運転にも当てはまるそうです。
常に様々な可能性を想定して隅々まで確認することが大事、とのことです。
座学に一区切りがつくとお昼休憩。
距離を取って静かに……。
多くのお客様と関わる機会がある運転士だからこそ新型コロナウイルスには気を遣っています。
また、お弁当は南関東日野自動車様からご提供!
午後の座学と運転に向けて英気を養います。
次は特設コースの走行にむけて死角や、内輪差等の講習が始まります。
まずはバックアイカメラの特性について学びます。
極端な例ですが、この状態だと赤い部分はカメラから見えないそうです。
バックの際には気をつけなくてはなりませんね。
最新技術に頼り切らず、自分の目でしっかり確認する必要性を感じました。
次は死角の体験
こういう状況だと目の前にある赤白のポールと紫色のバスはミラーを使わないと見えないそうです。
実際に座って、死角を体験します。
知識として知っていても、こうやって実際に体験するのとはまた違いますね。
そのあとはゆっくりこのバスを前に出して……
ミラーの飛び出しや内輪差などを実際に見ていきます。
感覚的にはわかっていても、第三者からの視点で実際の挙動をみるのだとまた違った気づきがあるようです。
さぁここまで頭に色々な知識を詰め込んだらあとは実践。
研修所で用意してもらったコースを走っていきます。
バスの周囲を点検して……
周囲の障害物などを確認したら運転士は乗り込んで車内の確認を行います。
(ちょうど今乗ろうとしているのが運転士ですね!)
あっ。
工場のスタッフの方が車両の前にポールを置きました。
おそらく駐車場などの想定なのですが、事前に周囲を確認していたとしても、出発の直前には状況が変わることもあるので、このポールに気が付けるかが肝要!
無事に気が付いたみたいですね。
この後、運転士が指摘したのでポールは撤去して、そのままコースを走っていきました。
詳しくは内緒でとのことなので、写真は載せませんが、非常に様々な状況を想定したコースが組まれています!
もし興味があれば運転士に聞いてみてください♪
そして皆の運転が終わると最後に総括と記念撮影。
帰りの道中で運転士と話しましたが、非常に良い経験になったそうです。
普段、大型バスを運転しているからこそ、基本に立ち返る重要性を肌で感じたようです。
これにて、1日のプログラムが終了。
日野自動車様、色々とありがとうございました!
これからも安心安全な運行ができるよう、日々精進していきます。
少し前に雪山研修にも行ってきました!
ぜひ、ご覧ください。
ブログ著者情報 せっきー
北海道のオホーツク地方出身です。
人の数より牛が多いような町で育ったので、こちらに来て人が多くておどろいてます!
旅行先で美味しいものを食べたり、きれいな景色を見るのが好きで、一人旅をよくしていました。
貸切バスの仕事をしていくうちに今まで知らなかった場所も日々学んで、すこしでも皆さんに旅行を楽しんでもらえるように全力を尽くします。
入社2年目でまだまだ分からない事ばかりですが、電話に出る事も多いので、どんな内容でも精一杯頑張ります!
なんでもご相談ください。